サーチャージ無料の特典航空券【ユナイテッド・アメリカン・アラスカ・JAL・ANA】

ついに水際対策がコロナ前の通常モードに戻り、国際線特典航空券の発券を検討している方も多いのではないでしょうか?

昨今の原油高のせいで燃油サーチャージは過去最大の高騰をみせています・・・
しかしながら、航空会社によっては燃油サーチャージ無料で特典航空券を発券することができるのをご存じでしょうか?

 

本記事では、燃油サーチャージ無料のアメリカ系航空会社【ユナイテッド・アメリカン・アラスカ航空】の特典航空券についてご紹介します。JALやANAで発券するよりも2万円~10万円の燃油サーチャージを節約できます。

またJALやANAでも燃油サーチャージ無料で特典航空券を発券できる裏技もご紹介します。

 

当ブログの「ユナイテッド航空」と「アラスカ航空」の記事が多く読まれています。

 

 

3年ぶりの海外旅行を再開しました!
ますますサーチャージなしで航空券を発券したくなります。

 

 

 

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燃油サーチャージの推移

原油高の影響で、国際線航空券の購入や特典航空券を発券する際に「燃油サーチャージ」がかかります。
各航空会社では、2ヶ月おきに燃油サーチャージを見直しており、2022年10月には過去最悪の水準となりました・・・

 

JALの場合:東アジア往復25,000円~、欧米往復110,000円~

燃油サーチャージだけで11万円はあり得ませんね!
ちょっと前なら有償航空券を購入できる金額です。

 

 

JALの場合

燃油サーチャージがどのぐらい高騰しているのか、 JALの特典航空券を例に検証します。

JALの場合、2ヶ月おきに燃油サーチャージを見直しており、ゾーンA~Oの15段階に設定されています。

 

 1段階 ゾーンA:  東アジア 300円 ~ 欧米 4,500円

15段階 ゾーンO: 東アジア 12,900円 ~ 欧米 57,200円  ←2022年10月現在

 

15段階もあるのに、最高値になってしまいました。
今後も原油高が続くようであれば、設定のないさらに上の段階に上がる可能性があります。

2022年10月現在、欧米の特典航空券を発券した場合、片道57,200円往復114,400円の燃油サーチャージが必要となります。
日本から近い台湾でさえ、往復25,800円の燃油サーチャージが必要となります・・・

 

今までは「マイル+税」もしくは「マイル+税+少額の燃油サーチャージ」で発券できていたので、負担が大きくなりました。

 

 

次に私が実際に発券した特典航空券をご紹介します。

2022年5月、JALマイルを利用して発券した特典航空券は下記の通りです。

 

2022年5月発券
  • アメリカ往復
  • 家族4人
  • PY(プレミアムエコノミー)往復
  • マイル数:260,000マイル
  • 燃油サーチャージ:161,600円(税込総額212,320 円)

 

1人あたり

マイル数:65,000マイル

燃油サーチャージ:40,400円(税込総額53,080円)

 

2022年6月から燃油サーチャージが上がると聞き、慌てて発券しました。
2022年5月時点では「ゾーンE」(片道20,200円)でした。

 

諸費用(燃油サーチャージ+税)は1人あたり5万円程度、家族4人分で212,320 円。
20万円を超えるので、発券する手が震えました。

5ヶ月後の2022年10月には、最高値「ゾーンO」(片道57,200円)に高騰しました。
家族4人分諸費用込みで40万程度・・・

40万!!

もう発券できません。たったの5ヶ月で倍になりました・・・

 

ちなみにプレミアムエコノミーの有償航空券は、1人分 440,870円
エコノミーでも323,880円!!

  • 有償エコノミー:323.880円
  • 特典エコノミー:マイル+110,000円

 

うーん、諸費用11万円は高いですが、有償航空券と比べるとやはり特典航空券は出費を抑えられます。
LCC「ZIP AIR」の北米ビジネスクラス(フルフラット)片道が10万円程度なので、ここまでいくとLCCを検討したくなります(笑)

 

もはや、気軽に海外旅行に行かれなくなりました・・・

 

 

 

 

燃油サーチャージなしでJAL便・ANA便の特典航空券を発券する

それでは、燃油サーチャージなしJAL便とANA便の特典航空券を発券できる航空会社をご紹介します。

私が利用している範囲となりますが

ユナイテッド航空・アメリカン航空・アラスカ航空

こちらの3社で発券する場合、燃油サーチャージはかかりません♪

それでは、どのぐらいお得になるのか、現在私が発券している特典航空券でご説明します。

 

 

 

アラスカ航空

※金額は燃油サーチャージ+税額です。

 

アラスカ航空でJAL便「東京←→台北」便を発券
30,000マイル+0円

JALで同便を発券
20,000マイル+32,830円
※20,000マイルはJALの基本マイル数となります。

 

マイル数はアラスカ航空の方が1万マイル多く必要となりますが、諸費用(燃油サーチャージ)は0円です。
32,830円の差は大きいです。ホテル代になりますよ。

 

 

 

 

アメリカン航空

 

アメリカン航空でJAL便「東京←→NY」便(往路Y、復路Cクラス)を発券
往路:35,000マイル(エコノミー)
復路:60,000マイル(ビジネスクラス)
諸費用:USD50.07(約7,250円)

JALで同じ便を発券
往路:25,000マイル+66,950円(エコノミー)
復路:50,000マイル+66,940円(ビジネス)
※上記マイル数はJALの基本マイル数となります。

 

こちらもマイル数は、アメリカン航空の方が往復共に1万マイルずつ多く必要となりますが、諸費用(燃油サーチャージ)は往復で、
たったの7,250円です。

JALで同便を発券すると、マイル数は往復2万マイル少ないですが、諸費用が13万円!!
13万・・・破壊的です。

 

 

JAL発券の基本マイル数について
※印に記載した「基本マイル数」とは、JALで発券した場合の最低マイル数となります。
JALの特典航空券は、「JAL国際線特典航空券PLUS」といいまして、予想残席に応じて必要マイル数が変動します。
よって、繁忙期でも特典航空券を発券できますが、マイル数が(半端ないほど)上がります。
<JAL公式サイトより引用>
基本マイル数でご予約いただける席に空きがない場合、予測残席に応じて変動する追加マイルをいただくことでご予約が可能
例えば、東京←→台湾便の基本マイルは「20,000マイル」です。
祝日などの繁忙期は予測残数が適用され、「30,000~40,000マイル」に変動することがあります。
基本マイル数の倍以上に上がるのはザラです(笑)
(ある意味、特典航空券を取りやすいとは言えません)

 

 

燃油サーチャージのことは置いておいて・・・
少しでも少ないマイル数(基本マイル数)で発券したいですよね。

JALの基本マイル数で特典航空券を発券するポイントは、とにかく早く発券する!

これに尽きます。
繁忙期でも、特典航空券予約開始直後に発券すれば、基本マイル数(もしくは少しの追加マイル)で発券することができます。

 

JAL特典航空券 予約開始日:搭乗日の前日から数えて360日前の日本時間10:00

 

我が家の場合、JALに限らずですが・・・約1年前から1年先の旅行計画を立てています(マイラーあるあるですね)
こうでもしないと家族4人分の特典航空券の発券は、非常にハードルが高くなります(1人分ならどうにでもなりますが)

 

発券開始直後といいましたが、我が家は発券開始時間にスタンバイするほどのガチ勢ではありません(笑)
カレンダーの計算を間違えたり諸々で・・・1週間もしくはそれ以上後に予約をすることもあります。
それでも、何とか発券することができますよ。

 

 

 

ユナイテッド航空

発券例はありませんが・・・

アラスカ航空とアメリカン航空同様、ユナイテッド航空のマイルで、ANA便を発券した場合もサーチャージはかかりません!!

 

 

 

ユナイテッド航空・アメリカン航空・アラスカ航空で発券するメリット

 

✔ 燃油サーチャージがかからない

✔ 日系航空会社(JALとANA)の特典航空券を発券することができる

✔ 本家日系航空会社(JALとANA)で発券するよりも少ないマイル数で発券することができる(場合による)

 

 

日系航空会社(JALとANA)の方が機内食が美味しい、日本語が通じるから安心というメリットもあります。

また特にビジネスクラスの場合、JALやANAの機材は、フルフラットシートなどの最新設備が充実しているので、他社のマイルでJALやANAのビジネスクラスを体験できる♪のは最高のメリットです。
アメリカン航空やユナイテッド航空は、ビジネスクラスといえども微妙な設備だったりします・・・

 

燃油サーチャージ高騰の今、外資系航空会社のマイルで日系航空会社の特典航空券を発券することは、メリットしかないように思います。知らないと損する裏技です。

 

 

ちなみにデメリットは・・・

✔ マイルを貯めにくい

 

それでは、外資系航空会社のマイルを貯める方法をご紹介します。

 

 

 

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ユナイテッド・アメリカン・アラスカ航空 マイルを貯める方法

JALやANAのマイルは貯めやすいです。

  • 国内線に乗る
  • クレジットカードで貯める
  • ポイ活をしてマイルに交換する

 

 

では、外資系航空会社のマイルを貯める方法は?

  • バイマイル
  • マリオットポイントから移行する
  • クレジットカードを利用する(ユナイテッド航空)

 

 

 

バイマイル(マイルを購入する)

手っ取り早い方法です。しかしながら、昨今円安なのでお得感がありません・・・

それでも、燃油サーチャージの金額によっては、バイマイルをして特典航空券を発券した方がお得な場合があります。

バイマイルの80~100%ボーナスマイルキャンペーンが頻繁に行われていますので、キャンペーンを利用してバイマイルをするとお得感があります。

 

欧米路線では、往復11万円もの燃油サーチャージが必要となりますし、ビジネスクラスの有償はアジア方面でも50万円~ほどするので、バイマイルをして特典航空券を発券した方が費用は抑えられます。

 

私が保持している外資系航空会社のマイルは、バイマイルしたものが大半です。
円安になる前に、100%ボーナスキャンペーン(通常の倍のマイルが加算される)を利用してバイマイルをしました。
結局コロナ禍で渡航できずに保持していたマイルです。

 

 

 

マリオットポイントを移行する

マリオットポイントは、40社以上の航空会社のマイルに移行することができます。

 

60,000マリオットポイント ➡ 20,000マイル以上

※以上というのは、航空会社によってボーナスキャンペーンがありますので、25,000~35,750マイルほどに交換できます。

 

※2022年11月1日以降、アメリカン航空へのマイル移行が改悪されます・・・

60,000マリオットポイント→ 25,000マイル 20,000マイル

この改悪はイタイです・・・

 

 

 

 

私が保持しているユナイテッド航空とアメリカン航空のマイルは、マリオットポイントからキャンペーン(通常より多くのマイルに交換できる)を利用して移行したものもあります。

マリオットポイントが沢山あれば、マイルへの移行はおすすめです。

 

 

また円安になる前には、マリオットポイントをバイポイント(ポイントを購入)してマイルへ移行したこともあります。
マリオットポイントの増量キャンペーンを利用してマイルへ移行すると、直接航空会社でバイマイルするより、お得になることもありました。

 

 

 

マリオットポイントは、クレジットカードの利用やマリオット系ホテルの利用でもポイントを貯めることができます。
年会費が少々高いですが、「マリオットプレミアムアメックスカード」を発行し、日常のお買い物でポイントを貯めることもできます(現在クレジットカード利用だけでマリオットポイントを貯めています)

 

もう1つの方法は、ポイ活です。
モッピー等のポイントサイトで貯めたポイント→ マリオットポイントへ移行→ マイルへ移行 という方法もあります。

 

 

 

円安の今お得にポイントやマイルを購入することは難しいので、もし購入する場合は

増量キャンペーン等を利用して、必要な分だけ購入するのがおすすめです!

 

 

 

クレジットカードでマイルを貯める(ユナイテッド航空)

「ユナイテッド航空」限定となりますが、「MileagePlusセゾンカード」の利用でユナイテッド航空のマイルを貯める方法があります。

 

私は「MileagePlusセゾンカード」を15年ほど愛用し、ユナイテッド航空のマイルを貯めていました。
いわゆるこれが「陸マイラー」の始まりでした(笑)

 

円安、燃油サーチャージ高騰の今こそ、ユナイテッド航空マイルは重宝します。
(ANA国内線を本家ANAよりも早く予約ができるメリットもあります)

 

 

当面、円安、燃油サーチャージの高騰が続くでしょうから、ユナイテッド航空のマイルが貯まるクレジットカードは利用価値が高いと思います。

 

MileagePlusセゾンカード

MileagePlusセゾンカード:7,150円

年会費1,650円+マイルアップメンバーズ5,500円

最大30,000マイルまで(1,000円につき15マイル貯まる) 30,000マイル以上は1,000円につき5マイル

 

MileagePlusセゾンゴールドカード:22,000円

年会費22,000円

最大75,000マイルまで(1,000円につき15マイル貯まる) 75,000マイル以上は1,000円につき5マイル

 

 

 

 

 

JAL・ANA 燃油サーチャージなしで特典航空券を発券する方法

JALとANAマイルを利用して特典航空券を発券する場合でも、燃油サーチャージ無料で発券する方法があります。

加盟しているアライアンスの一部の航空会社の特典航空券を発券する場合は、燃油サーチャージがかかりません!

 

 

 

 

ANA

 

シンガポール航空・エアカナダ・ニュージーランド航空・スカンジナビア航空

 

上記は、ANAが加盟しているスターアライアンスの航空会社となります。

前述した外資系航空会社のマイルでJALやANAの特典航空券を発券する逆バージョンとなります。

 

 

東京←→シンガポール 往復

ANAマイル利用 往復シンガポール航空

往復:35,000マイル(エコノミー)
諸費用:8,980円

 

こちら最高なパターンです。往復直行便利用で、サーチャージなし。

このようなルートを見つけられれば良いですが、シンガポール航空の直行便はなかなか空席がありません。
そこで妥協が必要となります⇓

 

 

Plan B 燃油サーチャージなしにこだわる(乗り継ぎ必要)
往復ANA国内線乗り継ぎ+往復シンガポール航空
往復:35,000マイル(エコノミー)
諸費用:11,120円

 

 

直行便を妥協し、燃油サーチャージなしにこだわりました。

東京発で検索したので、「関空→シンガポール→名古屋」というルートになりました。
関西や名古屋(福岡もあります)方面の方でしたら、片道のみ国内乗り継ぎとなるため、悪くないルートだと思います。

復路は名古屋で時間が空きすぎるのが課題ですが・・・色々検索すればもっと効率の良いルートがあると思います。

 

 

 

Plan C 直行便にこだわる
往路ANA+復路シンガポール航空
往復:35,000マイル(エコノミー)
諸費用:39,770円

 

時間がない方の妥協案として、直行便にこだわりました。

日程によりますが、シンガポール航空の直行便は片道しか空席がないことが多いので、片道はANA便に妥協しました。
よって、ANA便の燃油サーチャージが発生します。3万円の追加は大きいですね・・・

 

 

ちなみに燃油サーチャージ無料を諦めて往復ANA便で発券した場合の諸費用(燃油サーチャージ)は70,270円となります(高っ)

 

 

 

このようにANAマイルを利用して燃油サーチャージなしで発券することができます。

時間をかけるか!お金を払うか!の選択肢になります(笑)

海外空港の乗り継ぎ便も出てきますので、考えようによっては他国を楽しめる旅程を組むこともできます。

 

 

 

JAL

 

アメリカン航空・カタール航空・ハワイアン航空・エミレーツ航空

 

上記は、JALが加盟するワンワールドの航空会社です。

ラインナップにエミレーツ航空があります。むしろお金を払ってでも乗りたい航空会社なので、JALマイル利用で燃油サーチャージなしで発券できるなんてラッキーではないでしょうか?

反対に、アメリカン航空やハワイアン航空の場合、便によってはかなり古い(ボロい)機材になる可能性があります。
8時間以上の長距離フライトに快適さを求める場合は微妙かもしれません。事前に機材チェックをしてみてください。

 

燃油サーチャージなしで発券する方法は、ANAと同様です。

 

東京←→ホノルル 往復
JALマイル利用 往復ハワイアン航空
往復:45,000マイル(エコノミー)

諸費用:7,030円

 

 

往復共に7席の空席がありましたので、特典枠はそこそこ解放していますね。

何よりもハワイ便は激戦なので、JAL便を諦めてハワイアン航空を選択するのはアリだと思います。

「45,000マイル+諸費用7,030円」でハワイ往復だなんて最高です♪

 

 

以上、JALやANAマイル利用でサーチャージなしで特典航空券を発券する裏技でした。
外資系航空会社のフライトを楽しめる?!メリットもありますよ。

 

 

燃油サーチャージを取り戻す裏技

今後の燃油サーチャージの見直しでは、燃油サーチャージが少し下がることが予想されています。
下がった場合は燃油サーチャージを取り戻すことができます。

※2022年12月から燃油サーチャージが引き下げられることが決定しました♪

 

発券した際の燃油サーチャージより下がった場合

➡特典航空券を取り直すと、燃油サーチャージの差額が返金されます。

 

 

例えば、2022年10月にゾーンOで発券、その後燃油サーチャージが下がり、発券しなおした場合

例えば、ゾーンKに下がったとすると、「ゾーンO - ゾーンK」の差額の燃油サーチャージが払い戻されます。
(この場合の差額は2,400円~13,600円)

 

 

我が家のように1年先の予約を入れている場合は、燃油サーチャージに変動があるかもしれません。
(払い戻しも期待できる)

ただし、これは特典航空券に空きがあれば使える裏技です(家族4人分の取り直しなんて絶対無理

1人分の予約なら何とでもなりますので、燃油サーチャージを取り返してください。

 

 

 

終わりに

2023年5月、日本の入国措置はコロナ前に戻りました。

私も2023年2月の台湾を皮切りに、5月にはソウル旅をしてきました。

やっと気軽に海外旅行に行かれる♪

 

当ブログ記事「台湾旅行記」のアクセス数が伸びています。
皆さん、着々と海外渡航の準備を始めているということですよね。

 

引き続きサーチャージを節約できる発券方法などを研究しつつ、お得に特典航空券を発券していきたいです。

 

 

 

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