2023年5月の韓国一人旅では、初めて市内路線バスを利用して移動しました。
乗るまでは勇気がいりましたが、乗ってしまえばめっちゃ簡単、とても便利でした。
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一人旅 路線バスの移動がおすすめ
今回韓国ドラマのように見よう見まねで公共バスを利用してみました。
理由は、ソウルの地下鉄の乗り換えは結構歩かされる、また最寄駅からのアクセスがよくない、そもそも最寄り駅がないということからです。
一人旅でなければタクシー利用も良いと思いますが、行き先や時間帯によっては渋滞にハマることもあります。
(過去のソウル旅行では、10分の距離に40分ぐらいかかったことがあります。ソウルの渋滞は酷いの一言です)
また女性一人でのタクシー利用というのはリスクがあります。
ぼったくり程度ならまだしも、どこかに連れていかれる可能性も無きにしも非ずです(韓国では人さらいや人身売買の噂も聞きます)
Uberやカカオタクシーを利用すればまず問題ないとは思いつつも念には念を、リスクを回避しました。
路線バス メリット
ソウル市内は公共路線バスが網羅されているので、ほぼバス利用で行くことができます。
しかも複数路線が走っているため、目的地のかなり近くまでバスで行かれるのが最大のメリットだと思います。
さらに
- 渋滞回避:バス専用レーンがあるため、渋滞する時間帯も比較的スムーズ
- 料金が安い:T-moneyカード利用で1,200ウォン(≒130円)
※2023年8月より1500ウォンに値上がり予定
※T-moneyカード利用で、地下鉄+バス、バス+バスの乗り換えは、下車後30分間「乗り継ぎ扱い」で無料です。
(距離により、加算される場合あり)
さらに都市部のバス停留所は「スマート・シェルター」と呼ばれ、無料WiFi完備、雨除けが付いていたり、液晶画面にバス運行状況の案内表示されており、非常にハイテクです(寒さのきついソウルならではの暖房付のバス停留所もあるとか)
バスの車内はとても綺麗で、冷暖房完備です。
ソウルの地下鉄は使いにくい
駅にもよりますが、ソウル市内の地下鉄乗り換えはとても歩きます。
1駅ぐらい歩くこともザラです。
案内通りに進んでいるのに、なかなか乗り換えの改札がなくて戸惑うことも多々ありました。
東京の地下鉄の感覚と比較すると、とても歩くイメージです。
またエレベーターが少なく、エスカレーターもない場所がありますので、ベビーカーや大きな荷物を持っての移動は結構大変です。
改札からホームまで移動することを考えると、サクッと乗れるバスは時間の節約にもなります。
とはいっても、当初はバス利用は考えていませんでした。
朝食のお店に行こうと検討した際、地図アプリで検索すると徒歩23分と表示され躊躇しました。
ホテル→朝食店
徒歩23分 徒歩+バス15分
「徒歩+バス15分」の詳細を見てみましょう。
- ホテル→バス停 徒歩4分
- 262.103.201.143.N31のどれかのバスに乗り4停留所先で降りる(8分)
- バス停→朝食店 徒歩3分
バスの選択肢も多いですし、徒歩7分というのが有り難い。
観光で1日中歩く予定だったので、朝から疲れるわけにはいきません。
恐る恐るバス停へ行ってみると、めっちゃ近代的なバス停があり、液晶画面にバスの番号が表示、さらにあと何分でバスが到着するかの案内もあるため非常に親切、便利。これなら乗れそうかも!と思いました笑
地図アプリで表示された番号のバスが来たので、バスに乗る方の後ろにつき、真似して乗車してみたら、あら、簡単!!
市内路線バス 乗り方
- NAVERマップアプリ
- T-moneyカード
- SIMカード(ネット回線)
乗り方
- 乗りたい番号のバスが来たらアピールする(乗客がいないと停車しないでスルーされます)
- 前から乗る
- T-moneyカードを所定の場所にピッとタッチする
- 席が空いていたら座る(運転が激しいので座ると安心)
- 停車する停留所の音声案内の後、ボタンを押す
- 停留所についたら、後ろの扉から降りる
※下車する際に、T-moneyカードを所定の場所にタッチすると地下鉄乗り換えの際、割引になります。
優先席
韓国では目上の人を敬う風習がありますので、優先席が空いていても座らない方がベター
下車する停留所をウォッチする
5つ先のバス停で下車する場合は、バス停の数をカウントすれば良いと思います。
それ以外の場合は、NAVERマップで現在地を追いながら、目的地周辺に近づいていくかウォッチします。
目的地周辺のバス停近くになったら下車のボタンを押します。
バスによっては無料のWifiが飛んでいるようですが、繋がらないと困りますので・・・
やはりネット回線の準備は必要です。手軽なe-SIMカードをおすすめします。
アナウンス
私が利用した路線のアナウンスは韓国語オンリーでした。
電光掲示板は、ハングル+英語なので、分かるような分からないような感じです。
英語はハングルの発音で記載されています。
東京にもよくありますが、「芝公園」→Shiba Parkではなく、Shiba Ko-enと記載されている感じです・・・
地図アプリがあれば、ウォッチできますので案内はそこまで重要ではありません。
降りる際に右下の黒い機械にT-moneyカードをピッとタッチします。
路線バスの種類
路線バスには数種類ありますが、地図アプリで表示されたバスに乗れば大丈夫です。
ブルー(幹線バス):ソウル市郊外と都心部、副都心部などを結ぶ路線
ホテル(明洞)周辺から乗るのはブルーのバスが多かったです。
グリーン(支線バス):幹線バスの停留所や地下鉄駅との連結を重視した路線
グリーン(マウルバス):区の名前と2桁のバス番号がふられた緑色の小型バス
黄緑(緑色循環バス):ソウル都心部の人気スポットを循環する路線
正直上記3つのグリーンのバスの違いはよく分かりません(実際にはバス番号の桁数が違う)
マウルバスはとても小さなバスで、朝食店から北村韓屋村間を乗りまして、とても便利でした(坂道を歩かないで済む)
レッド(広域バス):急行バスのため、走行距離と時間も長い
こちらのレッドだけには乗らないように気を付けましょう。
路線バスの注意点
- ふたなしの食べ物や飲み物を持ち込めない
- 現金で乗車できない場合がある(T-moneyカード必須)
- 運転が荒いことがある(後述)
市内路線バス 感想
恐る恐る乗ってみたものの、韓国のバスはとても綺麗で、冷房完備で快適でした(ボロいイメージがあったので)
またNAVERマップがとても正確でしたので、乗車中どこの停留所で降りるか分かりやすかったですし、下車した場所から目的地までのナビも完璧でした。
「もう着いた!!」「バスって便利!!」の繰り返しでした笑
ソウル市内はバス路線が網羅されているので、観光した先で次の目的地を検索、その場所から徒歩3~5分の場所にだいたいバス停があるという感じでした(ロンドン市内を彷彿させるような感じでどこへでもバスで行かれます)
私が利用したバスはどれもガラガラでしたので、座ってソウルの街並みを楽しむ余裕がありました。
NAVERマップでの現在地確認は必須ですが・・・スムーズにバス移動ができました。
めちゃくちゃ便利です!!
地下鉄+徒歩の移動でしたら、疲労感が半端なかったと思います。
ただし、日本のバスと違い、運転手によってはめっちゃ飛ばしますので、途中ジェットコースターか!な場面もあり。
また20分ぐらい乗るとバス酔いしました・・・(ほとんどが10分程度の近距離移動でした)
上海の激しいバスに乗り慣れている私でさえ、韓国のバスはヤバイ!と思うほどでした。
一番最初にバスに乗るときはドキドキでしたが、乗ってしまえば便利すぎて、地下鉄移動は考えなくなりました。
結果的に地下鉄を利用したのは、金浦空港←→ホテルのみでした。
是非ソウルの市内バスにトライしてみてください!