コロナウィルスの影響で、キャンセル不可のアメリカン航空国内線有償航空券を全額返金するまでの経緯を記載しました。
春休みの旅行をキャンセルされた方は沢山いらっしゃると思います。
我が家は、フロリダウォルトディズニーワールド&シカゴ10日間の旅を計画していました。娘の卒業記念旅行に夫の永年勤務休暇を利用して、家族でやっと調整した長期休暇でした。
個人旅行で手配していたので、エア、ホテル、WDWのチケットのキャンセル手配が必要となりました。
一番厄介だったのは、返金不可料金で購入したアメリカン航空のアメリカ国内線航空券です。
ひょんなことから、一部払い戻しされることになり、さらに変更したフライトが欠航となり、最終的に全額返金されることになりました♪
一部返金、そして全額返金されるまでの経緯を詳しく記載しております。
またフライトが欠航になった場合、ホームページからの払い戻し手続きが少々(かなり)複雑ですので、詳しく説明していきます。
Contents
手配済み事項
今回手配していたものは下記の通りです。
<エア>
①JAL特典航空券(PY席) 成田→シカゴ 3人分 172,500マイル+74,340円(税)
②AA有償航空券(往路C/復路Y) シカゴ→オーランド 3人分 160,290円
③JAL有償航空券(PY席) 成田→シカゴ→オーランド 1人分 239,780円
<ホテル>
マリオット系ホテル8泊 宿泊5日前までキャンセル可料金
<WDWパークチケット>
パークホッパー5日間 4人分 USD2090.76(227,036円)
WDW旅行 キャンセルを決断
3月中旬から渡航予定でしたが、2月終わりにコロナウイルスの状況が悪化、夫の職場では海外出張禁止令が発令されました。
出発2週間前にキャンセルを決断しました。
ホテル
マリオット公式サイトから、宿泊5日前までキャンセル可料金で予約したのでキャンセル料はかからずにキャンセルできました。
ディズニーワールドスワン(WDW公式ホテル)の6泊は、BGR申請が成功し、定価より格安で予約していたので残念でなりません。
そして、すっかり忘れておりましたが、予約した際に1泊分のデポジットをクレジットカードから引き落としされており、キャンセルした数日後にクレジットカードに50,000円が返金されていました(臨時収入のようで嬉しかったです)
マリオットは6月末までの宿泊予約は無料でキャンセルできる対応を行っています。
パークチケット
WDWは60日前からファストパスを予約できるため、昨年末にパークチケットを購入していました。
4つのパーク+プールなど行き放題のチケット5日間4人分ともなるとチケット代だけで20万超え・・・
某業者でチケットを購入、早めに連絡を入れたのが良かったのか、少額の手数料(USD25)で返金してくださるという神対応に助けられました。
チケット代金:USD2065.76(225,967円)
購入したクレジットカードに返金されていました。
エア(JAL)
こちらも神対応で、3/19出発分まではキャンセル料不要で全額返金してくださいました。
(現在は5月末出発分まで対象)
しかも、戻ってきたマイルは3年間の有効期限が延長されていました。
私が電話したときはまだそこまで混雑しておらずJGC専用電話はすぐに繋がりましたし、オペレーターの方はさぞかし多忙で、ときには嫌なことも言われているであろうに、とても丁寧な対応をしてくださいました。
マイルが口座に返却されるまでに1週間ほどかかりました。
特典航空券の税金分は、4月10日支払のカード明細にマイナス反映されていました。
そして、有償航空券の払い戻しも4月10日支払のカード明細に反映されておりましたが、
その後明細から削除され、別途引き落とし口座に返金される旨の手紙が届きました。
どういう訳か分かりませんが、有償分の返金については直接銀行口座に振込みされました(4/9着金)
電話では、返金処理に3ヶ月ほどかかるとのことだったので、仕事が早くてビックリです。
感謝!!
ANAもですが、日系航空会社はこういうときに本当に頼りになります。
このままの状況が続くと心配ですが、落ち着いたら積極的に利用したいと思います。
エア(アメリカン航空)
一番頭を悩ませたアメリカン航空のアメリカ国内線返金不可チケット。
昨年6月にシカゴ→オーランドの往復航空券を3人分購入しました。
往路C/復路Yで、1人53,430円(払戻不可)
3人分で160,290円、国内線なのに高い・・・
払戻可の航空券でも、キャンセルする場合は3万円の手数料がかかるのと航空券自体がとても高かったので、払戻不可以外の選択肢はありませんでした。
そもそもキャンセルすることはほぼないだろうと思っていましたし。
日本から発着する国際線であれば、海外渡航禁止や入国禁止になれば必然と減便や欠航が発生し、払い戻しになる可能性が出てきますが、国内線の場合はアメリカ国内で通常運行している場合は払い戻しされることはないでしょう。
キャンセルを決断したタイミングで、ダメ元でアメリカン航空にコロナウイルスの影響で払い戻しができるかどうかの確認をしました。
アメリカン航空は24時間電話対応を行っているので助かります。
アメリカン航空: 返金できません!
↓
やっぱり(涙)
このままの状況だとアメリカ入国禁止措置が取られるかも!という淡い期待を持ちつつ、
16万円はキャンセル料として諦める覚悟でいました。
そうこうしている内に、アメリカン、ユナイテッド、デルタ航空共に
3/1以降のフライトは手数料無料で2020/12までの日程変更可 との発表。
しかし、我が家は年内の家族の予定を調整することは無理なので、そのまま放置。
すると、入国禁止措置の前になんとまさかのWDW閉園決定!
想定外です・・・閉園になるほどアメリカ国内での感染が急速に拡大したのです。
心の底から旅行のキャンセルを決断しておいて良かったと思いました。
強行していたら到着して翌々日には閉園になっていましたから。
それよりも感染して現地で過ごすことや帰国できない状況になったかと思うと恐ろしすぎます・・・
アメリカン航空 一部返金されました!
前置きが長くなりましたが、結局搭乗日までキャンセルをせずに放置。
このままチケットを捨ててしまうのが惜しくなり、フライトを先の日程に変更することにしました。
アメリカン航空のホームページからフライトの空き状況を確認すると、驚くほど航空券が値下がりしていました。
元々はCとYの往復を53,430円で購入しましたが、同様の便が18,000円ほどまで下がっているのです!!1/3のまで下落しています。
適当な日程を決めて、アメリカン航空に電話しました。
繋がるまで30分ほど待たされたでしょうか(英語対応の方が繋がりやすいです)
日程変更の旨を申し出ると
オペ: 差額がマイナス30,000円発生します。
私: マイナスってどういうことですか?返金されるのでしょうか?
オペ: はい、返金いたします。
?!
日付変更するにあたり差額が出た場合は徴収するという注意事項を読んでいたので、差額が出ない航空券が安い日を選びましたが、まさかマイナス差額について返金されるとは思いもよらず・・・
ちなみにどの日程を選んでも、購入した航空券代金より値下がりしています。
結果、1人あたり38,170円返金されることになりました♪
ちなみに今回日付変更したチケットは3人分で45,780円。
(1人あたり53,430円→15,260円まで値下がりしています)
日程を変更したものの変更した日付に搭乗することは難しいので、ゆくゆくはこちらのフライトはキャンセルすることになるでしょう。
(入国禁止措置、もしくは欠航になればさらに返金の可能性は出てきますが)
⇒搭乗日前日に変更したフライトが欠航となりました!
欠航になったので、運がよければ残金の払い戻しがされるかもしれません。
淡い期待を捨てずに引き続き交渉したいと思います!
⇒返金されることになりました♪
アメリカン航空 欠航による払い戻し(全額返金)
フライトの日付変更後→欠航(3/23)→残金が返金されることになったのです。
欠航のお知らせが来た時点で、ホームページ上では他の便を選択できるようになっていますが、キャンセルすることはできません。
フライトの前日3/22にアメリカン航空へ電話しましたが、延々と保留音で待つこと1時間、結局電話は繋がらず諦めました・・・
アメリカン航空では「キャンセルができなくても後から日程変更可能」とアナウンスしているので、落ち着いたら再度電話することにしました。
1週間が経過した4/1、再度アメリカン航空へ電話しました。
拍子抜けするぐらいあっという間に電話は繋がりました。
- 変更したフライトが欠航した。
- サイト上ではキャンセル処理ができなかった。
- 電話をしたが全く繋がらなかった。
オペレーターに状況説明をすると、「上の者に相談します」としばし保留。
その後「Refund(返金)手続きを説明します」と電話口で説明を始めました。
アメリカン航空のホームページを開きながら、指示通りに手続きをします。
アメリカン航空 払い戻し手続きの方法(オンライン)
以下、オペレーターが指示したフローを説明します。
①アメリカン航空トップページの下の方の「領収書と払い戻し」をクリック
②払い戻し内の青字(矢印)の「払い戻し」をクリック
③ここからは英語サイトになり、以下のアラートが出るので「Continue to Refunds」をクリック
④「Request a Receipt」内の「Ticket Number」(001で始まる番号)と
「Last Name」(苗字)を入力し、「Submit」をクリック
※アルファベット6桁の予約番号ではなく、「001で始まるE-Ticket番号」が必要です。
予約の控え等で確認できます。
⑤こちらの画面は手続き完了後に照会した内容なので、新規で手続きする場合とは異なっていますが、赤字の辺りに青字で「Continue」ボタンがあるのでクリック。
※Continueが見つけにくいです。
そして、疑問が出てきました。上記で表示される「1,960円」は何の金額?
1,960円しか返金されないのですか?
返金額を確定するのはアカウントチームなので、今は手続きを進めてください。
言われるがまま3人分の「払い戻し手続き」をオンライン上で進めました。
(上記の作業を3人分繰り返す)
3人分の手続きを完了すると、オペレーターから別の指示が与えられました。
※私の場合は、表示される金額が返金額(チケット代金)と異なっていたので、下記手続きをしましたが、表示される金額が返金額と合致していれば下記手続きは不要です。
⑥②の「払い戻し」から入りなおし、今度は「Check Your Refund Status」の青ボックス内に「001から始まるE-Ticket番号」を入力して「Submit」をクリック。
手続き完了後の払い戻し状況を確認することができます。
⑦手続き完了直後は、赤枠の通り
「We couldn't find your request. Please check that you entered the right ticket number.
If it's been more than 7 days, you can」
というメッセージが出ますので、その下の「Contact Refunds」をクリック
⑧私は既に手続きをしてしまったので、その画面が出ませんが、個人情報を入力し、
コメント欄に
「Please refund full money to me. 001---(私の場合は3人分のE-Ticket番号)」
(意:全額返金してください)
と英語で入力します(複雑すぎる~笑)
この辺りはもう笑いながらオペレーターとやり取りしました・・・
ちなみに代表者1人分だけこの手続きをすればOKです。
(家族分のチケット番号の入力をお忘れなく)
以上で払い戻し手続きは終了です。
英語サイトということもあり、指示がないと分かりにくいです。
というか、説明なしで最後まで進める人はいないと思います!(毒)
手続き完了メールは届きません。
ちなみに手続き翌日に再度⑥の「Check Your Refund Status」へアクセスすると
「Pending Review」と内容が変更されていました。
(3人分共に同じStatusに変更されていたので、3人分の手続き中ということになります)
Statusが変わっていたので返金手続きが完了したと思っています(笑)
コメントを入力しなかったら全額返金されないのかしら?
そもそも「1,960円」という金額の根拠は???
と疑問は残りますが、指示された通りに手続きをしたので待つしかありません。
結局のところ、問い合わせた者勝ち?、諦めたら終わり???ということでしょうか?
クレジットカードに返金されるのは1ヶ月以上かかるそうです。
果たしてちゃんと返金されるのか?不安は残ります。
しかし私の場合、そもそも返金不可チケットでしたし、一部返金されただけでもラッキーでしたし、その上残金も返金される方向なので悔いはありません・・・
無事返金されましたら、またご報告いたします。
⇒ついに返金されました!(5/6)
ついに全額返金されました!!<5/6更新>
4/1に返金手続きをして、「Pending Review」のまま1ヶ月が経過。
GW明けにアメリカン航空に電話するつもりでいました。
そして、GW最終日、再度Statusをチェックすると、
Statusが変わっている!
「リクエストは受け付けたからメールを送って」と書いてありました。
赤枠内青字の「send us an email」をクリック
赤色②の「send us an email」のフォームがあるので入力します。
※ちなみに、その下のNOTEには「このフォームをRefund手続きに使わないで。返金を早くしたければRequest a Refundへ」と記載されています。
Refundリクエストをしていない場合は、黄色①の「Request a Refund」をクリックしてください。クリックすると、上記「アメリカン航空 払い戻し手続きの方法(オンライン)」の画面になりますので、上記を参考に入力してRefundリクエストを行ってください。
②の「send us an email」のフォームの記入方法は下記の通り。
チケット番号、名前、メールアドレス、住所、電話番号を入力し、コメント欄には念のため「3人分のチケット番号と全額返金してね」と入力しました。
確認フォームなので、コメント欄は入力不要かもしれません。
その後「YES」「YES」をチェックして送信すれば終了です。
送信が完了すると、下記のメッセージが出ます。
「会計から連絡します」と書かれているとやっとここまできたか!とやりきった感(笑)
3時間後には返金完了メールが届く
まさかのビックリです!
上記フォームから送信して3時間後には、下記のメールが届きました!!
3人分の手続きをしたので、3通メールが届きました。
金額は1人あたり16,141円(予想より多い???)
えっと・・・
3人分の航空券は、160,290円で購入しました。
一部返金:114,510円 + 残金返金(今回):48,423円
合計:162,933円
まさかの2,600円ほど得しちゃいました・・・(為替差益バンザイ)
オペレーターに指示してもらったRefundリクエストから1ヶ月と5日後、翌日にはクレジットカードに返金されていることを確認できました(早っ)
ここまで不安もありましたが、諦めなくて本当に良かったです。
アメリカ系航空会社 返金の可能性を探る?!
私の場合は返金不可チケットを日付変更することよって、差額が一部返金され、さらに日付変更した便が欠航したため、最終的に全額返金されることになりました。
最初のステップの日付変更をすることによって返金が発生するからくりは、同様の措置を取っているアメリカ系航空会社(ユナイテッドやデルタ)でも期待できます。
- お手持ちの航空券代金と年内(変更する日付)の航空券代金と比べて安いか確認する。
- 日付変更によってマイナス差額が発生した場合、返金してくれるのか確認する。
もし「返金可能」ということが分かりましたら、最安値の日付に変更すればその分返金額が大きくなります。
オンラインでも予約変更はできますが、差額があっても「0円」と表示されるようです。
「0円」と表示されるということは、本来発生するマイナス差額についての返金がされないということですね。
電話で交渉することをおすすめいたします。
アメリカ系航空会社の対応(随時更新)
アメリカン航空
5/31の旅程まで変更手数料無料。
問い合わせの電話が間に合っていないのでしょうか。
とりあえずホームページからキャンセルして、後から予約変更、返金をすると記載があります。
(私はホームページ上でキャンセルができなかったので、そのまま放置し、後日電話で返金手続きをしました)
私のときもそうでしたが「001で始まるE-TICKET番号」が必要となります。
予約をキャンセルしてもこの番号は生きているので、001から始まる番号で再予約なり、返金手続きを行いますので控えを残しておいてください。
上記抜粋しましたが、予定していたフライトの日付を過ぎても対応可能と記載されています。大分柔軟な対応に変わってきているようです。
ユナイテッド航空
5/31の旅程まで変更手数料無料。
国際線は、フライトのキャンセルや6時間を超える影響があれば、航空券の金額に相当するトラベルクレジットが発行されます。24ヶ月間有効です。
(以前は12ヶ月間有効、スターアライアンス全便で利用可など変更点あり)
国内線に関しての記載がないので、こちらは問い合わせ必須ですね。
⇒情報共有がありました!
アメリカ国内線の予約をされていた方(返金不可チケット)がフライトを変更し、そのフライトが欠航になったために、問い合わせ&交渉すると、国際線同様にトラベルクレジットを発行してくれたそうです(→12月末まで未使用の場合、返金される)
アメリカ国内線も交渉次第では返金対応をしてくれます。
ただし、これは3月時点での情報です。
コロナ対応は随時更新されていますので、最新情報をご確認ください。
終わりに
WDW旅行を計画されていた方で、私のようにアメリカ系航空会社でアメリカ国内線の払戻不可の航空券を購入している方が多数いらっしゃいました。
少しでも損失が少なく済むよう粘った結果、たまたま「返金される」裏技?!を見つけました。諦めてキャンセルしていたら戻ってこなかった金額です。
同じような状況の方のお役に立てればと思い、この記事を書きました。
今回の旅行は10ヶ月前から予約、準備を重ねてきたので本当に残念ですが、悔しい思いをしたのは我が家だけではありません。沢山の方が様々なものを犠牲、断念してきたと思います。
我が家は個人旅行なので、各方面自分でキャンセルする必要がありました。
今回は日系航空会社や某業者さんの神対応に助けられました。
またマリオットなどのホテルサイト、アメリカン航空など外資系航空会社も良心的な対応をしてくださったので、平穏になったら恩返しの気持ちを込めて是非ともまた利用したい思います。
早く終息して平穏な日々が訪れますように!!