夫はコロナ禍に韓国出張に行き、無事に帰国しました。
出張期間は2週間、隔離期間を含めて合計1ヶ月半の長~い出張でした。
ビザの申請
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韓国到着後、2週間の待機(隔離)
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仕事
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日本帰国後、成田周辺ホテルで2週間の隔離
隔離免除証明書を持っていたため、現地到着後の隔離は免除されるはずが、ちょっとしたハプニングがあり、結果的に2週間待機(隔離)した経緯なども記載しました。
また成田空港周辺の帰国者受け入れホテルの情報を記載します。
お好きな項目からお読みください。
Contents
ビザ申請(C4 短期就労査証)
夫は平時から海外出張が多く、月に数回はアジア方面、年に数回は欧米に渡航しています。韓国あたりですと国内出張同様の感覚で1泊2日で毎週のように渡航することもありました。
さて、今回の韓国出張は、コロナウイルス感染拡大前から進んでいた案件、緊急事態宣言中も韓国からは「早く来てくれ」コール。
緊急事態宣言解除直後から出張計画開始、夫の勤める企業では海外出張は解禁されておりませんでしたが、やむを得ない事例ということで許可がおりました。
現在韓国へ渡航するにはビザが必要ですので、6月初めにビザの申請をしました。
必要書類は下記の通り。
- 申請書
- 写真4.5㎝X3.5㎝ 1枚 カラー 背景:白
- 出張命令書
- 住民票(日本語で可)
- 48時間以内に発行された病院からの健康診断書(日本語で可)
熱がなく、呼吸器に問題がないことは必ず記載 - 隔離同意書
- 査証代
- 健康状態確認書
- 現地からの招聘状オリジナル
- 納入に関する契約書コピー
- 韓国取引先の事務所登録書コピー
- パスポート原本
夫は代行業者にお願いしましたが、自分で準備しようと思うと時間も労力もかかりますね・・・
6月初めに東京の韓国大使館で査証申請をして、7月初めにビザがおりました。
ちょうど1ヶ月かかりました。
成田空港から出国
この時期の韓国便は成田発着のみ。
日系は飛んでおらず、アシアナ航空を利用しました。
準備した荷物
韓国は一旦感染が落ち着いたもののクラスターが発生することもあったので気は抜けません。現地で感染予防グッズが購入できるか不明でしたので、下記のものを準備しました。
- アルコール消毒液(アルコール70%以上配合)
- マスク(使い捨て50枚入り)
- マスク(布マスク3枚)
- 除菌ウェット(1袋)
今思えば、現地到着後1週間はホテル待機が決まっていたので、レトルト食品や好物を持たせれば良かったと思いました。
仁川空港到着
到着した順にPCR検査をし、送迎バスでPCR検査の結果が出るまでの待機ホテルへ移動。
21時頃検査して、翌朝8時には「陰性」結果が届きました。早いですね。
ホテルの写真を送ってもらいましたが、広々としたツイン、バルコニー付のちょっとしたリゾートホテルのようでした。
夫は「陰性」でしたので、待機ホテルから出張先の工場地帯へ移動します。
現地企業が用意してくれたハイヤーで移動しました。
本来は陰性でも「2週間の隔離」が必要なのですが、現地企業から要請があれば「隔離免除証明書」というものを発行してもらえます。
夫は陰性で、2週間の隔離が免除されましたので、本来自由の身なのですが、現地企業独自の方針で「指定ホテルでの1週間の待機」が必要でした。
※現地企業では、夫のような出張者から感染が広がるリスクを防止するためにこのような措置を独自で行う企業があります。
1週間の隔離開始
さて、ハイヤーで送迎されたホテルで1週間の隔離が始まりました。
ホテルでは、朝食はレストランにて、昼食と夕食はお弁当が支給されます。
朝食のレストランは1テーブル1人という風にソーシャルディスタンスが保たれていました。
水やコーヒー、お茶は部屋に常備されていました。
ホテル待機中は、最低限の買い物と散歩はOKと日本同様の方針です。
6日後再度PCR検査をし、結果は「陰性」でした。
翌日から今度こそ晴れて自由の身になり、仕事を開始できる!
はずが・・・
まさかの追加待機
翌日仕事に行った先で連絡が入りました!
成田から同じ機内に乗り合わせた搭乗者から陽性反応出たとのこと・・・
!!!
国からの指示で、夫はさらに1週間のホテル隔離となりました。
結局「隔離免除証明書」の意味はなく、実質2週間の隔離状態となりました・・・
2週間の隔離で辛かったことはやはり食事。
お弁当は写真を見る限り美味しそうですが、さすがに2週間毎日韓国料理のお弁当は辛かったようです。唐辛子味に飽きた!と言っておりました。
濃厚接触者への対応
この機内で陽性反応が出た人の隣の隣に座っていたのが夫の同僚でした。
夫は同じ機内でしたが30列ほど離れていました。
夫は1週間滞在したホテルに追加で1週間の滞在延長となりました。
同僚は、陽性者の隣の隣に座っていたので濃厚接触者として、指定場所に移動させられました。
(ちなみに感染者はずっと寝ていたそうです ←既に具合が悪かったのでは???恐)
指定場所は、韓国の市ごとに定めれており滞在していたホテルから30分ほど離れた場所。周りには何もなく人里離れた山奥?!の中にコテージが10戸ほどあり、その1戸で1週間滞在することになりました。ベッドもなく、オンドル式で布団を敷いて寝るスタイル。
周りには何もないので、夫がコンビニで当面のインスタント食料を購入して差し入れました。別途食事が提供されたかは不明です・・・
濃厚接触者への対応はかなり厳しいですね。
いつ発症しても問題ない場所に隔離される・・・
ちょっとしたハプニング
追加で1週間ホテル待機をしていた夫は、平日はリモートワーク、夕方ランニングと買い物というルーティンで毎日過ごしていました。
韓国では、入国の際に強制的にアプリをDLさせられ、その後は滞在する市の保健所の管轄で管理されます。
毎日「今日の体調はいかがですか?(日本語)」と確認の電話が入ります。
ある日、夫がランニングに出かけており、保健所からの電話にすぐ出ることができず、保健所は滞在しているホテルのフロントに電話を入れました。
ホテル側も夫の事情を把握していますし、長期滞在している夫と顔見知りになり、世間話をする間柄となっていました。
が、突然の保健所からの電話に慌てたホテル側は、夫を探しまくったそうです(笑)
そして、ランニングから戻る夫を見つけ「電話、電話、電話」と大いに焦っていたそうです。
隔離中に逃亡!という記事を目にしましたが、中にはそういう人もいるようですし(逮捕されますが)ホテル側もハラハラしたのでしょう。
夫はすぐに保健所へ折り返しの電話をし事なきを得ましたが。
その後何事もなく1週間が経過しました。
人里離れた場所に隔離された同僚だけ再度PCR検査を受け(陰性)、改めて仕事再開となりました。
成田空港へ帰国
2週間ちょっとの出張を終え帰国。
成田空港到着後、PCR検査をします。
結果が出るまで空港内に6時間待機します。
(以前は結果が出るまで2日ほどかかったので、近隣ホテルに宿泊していた)
まもなく唾液検査が始まるので、待機時間はもっと短縮されるでしょう。
空港内に6時間待機と記載しましたが、検査結果を待たずに帰宅することもできます。
夫の同僚は、レンタカーでさっさと自宅に戻りました(一人暮らし)
公共交通機関の利用は不可ですので、レンタカーもしくは家族や友人に迎えに来てもらうしかありません。
ちなみにレンタカーに乗る場所まで、係員が付き添い見届けるそうです。
夫の場合は、検査結果が陰性でも成田周辺ホテルに待機してから自宅に帰宅すると決めていました。
この時は、韓国の方が日本より感染を抑え込んでいましたが、やはり念には念を。
夫が感染→家族に感染→子どもの学校、私の職場に多大な迷惑がかかると想像すると
「自宅に帰って来て良いよ」とは言えませんでした・・・
成田空港周辺、帰国者受け入れホテル
ネットで検索したところ、成田空港で滞在ホテルを紹介してくれるという情報がありました。
しかし、心配性な私は事前にリサーチして予約をしておきたい。
検索すると「感染者(陽性)の受け入れホテル」情報は出てくるのですが、陰性の場合の待機ホテルがなかなか見つかりません。
ヒットしたのは旅行会社が代理でホテル予約をしてくれるというものでした。
とりあえず「帰国者相談窓口」に電話してみました。
すると、ホテルの紹介はしていません!とバッサリ。
帰国者相談窓口は、感染の疑いがあり体調が悪くなった場合にアドバイスをする機関とのこと(でも、病院の紹介はしない)
なんだか全然使えないと思いました(毒)
代行でホテル予約してくれる業者の情報を頼りに、私がピックアップしたのは下記3ホテルです。
ホテルのHPには「帰国者受け入れ」の旨は表記されていませんので、ホテルに問い合わせする必要があります。
チャットやメールもありますし、ホテル側は慣れているので様々な質問にもスムーズに答えてくださいました。
こちらの3ホテルは、ホテル内にコンビニとコインランドリー完備ですので、長期滞在に便利です。
※2週間の待機期間中は、最低限の買い物と散歩の外出はOKです。
ホテルへの移動
成田空港で陰性結果が出た後は、成田空港を巡回している陰性者専用のシャトルバスに乗り込みます。乗る際にホテル名を告げるとホテルまで送迎してくれます。
夫が予約したマイステイズ成田で降りた人は5人いました。
朝食はホテルのレストランにて(テーブルごとに3メートルほど間隔あり)
昼食と夕食はコンビニで購入したり、ルームサービスを利用して過ごしました。
成田空港からのハイヤー料金
帰国後隔離は2週間ですが、夫はホテルで10日間滞在し自宅に帰宅しました。
帰宅時はまだ隔離期間中=公共交通機関の利用不可ですので、自宅までの移動手段はハイヤーを手配しました。
ハイヤー料金は成田空港から23区内まで一律3万円。
終わりに
コロナ禍の海外出張はやはり大変です。
PCR検査を何回もしなくてもいけませんし、現地で2週間隔離がある場合はお弁当に飽き飽きします(お好みの日本食を持参された方が良いかもしれません)
また、本人は陰性で問題なくても、同じ飛行機に乗りあわせた人から陽性反応が出た場合はとばっちりを受けることもあります・・・
帰国後もまた2週間の隔離があります。
公共交通機関を使用できないので、ハイヤーの利用やご家族に迎えにきてもらうか、遠方の方やご家族への感染リスクを減らしたい方は空港周辺ホテルに滞在するしかありません。
陰性者の成田周辺の受け入れホテル情報がもっとオープンになっていると良いと思いましたが、以前よりは受け入れ体制が整っているのではないかと個人的には思います。
夫は既に2回目の海外出張に出発しました。
一旦帰国すると隔離等で非効率なので、今回は長期滞在となりそうです。
場所はアメリカ。アメリカは72時間以内のPCR検査の結果が陰性の場合は、現地での隔離はありません。即自由の身です(笑)
アメリカでは、キッチン付のホテルに滞在しているので、感染予防グッズにプラスしてレトルトの日本食などを持たせました。
少し先になりますが、第2弾の体験記をアップする予定です。
※ホテル情報は7月後半時点での情報です。
現在も帰国者の受け入れを行っているか定かではありませんので、ご自身でご確認をお願いします。