2023年5月にソウル一人旅をしました。
コロナ禍では様々な規制がありましたが、2023年5月時点ではほぼコロナ前の状況に戻りました。
本記事では、韓国入国時、日本帰国時に必要な手続き、また韓国旅行であると便利なものをご紹介します。
2023年10月の韓国入国最新情報はこちらの記事をご参照ください。
Contents
韓国渡航 事前準備
2023年8月現在、韓国渡航に最低限必要な事前準備は
のみとなります。
後述しますが、Visit Japan Webは帰国時の税関申告をオンラインでするためだけのものです。
従来通り、機内で配布される「黄色い紙」に記載するのであれば、Visit Japan Webも不要です。
検疫情報事前入力システム(Q-CODE)
参考までに2023年7月まで必要でしたQ-CODE情報を載せておきます。
7月15日以降、韓国への入国時には「Q-CODE」の提出が不要になりました!
搭乗前までに「検疫情報事前入力システム(Q-CODE)」に登録して、二次元バーコードを取得しておきます。
韓国到着時に提示することで入国後の検疫手続きを簡略できます。
事前に「検疫情報事前入力システム(Q-CODE)」を登録していない場合、韓国入国前までに健康状態質問書および特別検疫申告書の記入および提出が必要です。
「検疫情報事前入力システム(Q-CODE)」の登録はとても簡単です。
Q-CODEの登録方法や実際金浦空港に入国した際の状況はこちらの記事に記載しています。
K-ETA(韓国電子旅行許可制度)の申請免除
一般観光査証(ビザ)に関しては、90日以内の滞在の場合、2024年12月まで無期限免除です。
今後の日韓関係の状況によっては、VISA取得再開なんていうこともあり得ますので、最新情報を確認してください。
Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)の登録
前述通り「Visit Japan Web(入国手続オンラインサービス)」の登録は必須ではありませんが、推奨されています。
台湾旅行記でもご紹介しましたが、2023年5月時点では、検疫項目がなくなりましたので、「税関申告」のためだけに必要ということになります。
事前にWebから「Visit Japan Web>税関申告」の登録をし、QRコードを取得しておくと、日本帰国時に税関申告専用機械にQRコードをかざすだけで申告完了となります。
以前からの黄色の紙の運用もまだ続いています。
税関の混雑状況によっては、黄色の紙の方が早く税関を通過できることもありますので、両方準備することをおすすめします。
2023年5月の帰国時は、係員の案内が充実しており、税関申告専用機械から簡単に申告することができました。
今後は機械の運用が通常化するかもしれませんので、「Visit Japan Web」の登録はしておいた方が良いと思います。
海外旅行保険
必須ではありません。
個人的には海外渡航の度に必ず加入しています。
子どもが現地で発熱した際にキャッシュレスで治療を受けられてとても便利でした。
また知人が海外で交通事故に遭い、海外旅行保険に加入していなかったため大変な目にあったことがあります。
クレジットカード付帯保険は様々な条件があります。
細かく記載された規約を読んで理解できる方はそれでも良いと思います。対象外のものも沢山あります。
2泊3日の韓国旅行の海外旅行保険料は、1人あたり1,000円程度です。
加入しないときに限って何か起こりますので、お守りとして加入することをおすすめします。
WOWPASS
「WOWPASS」とは、外国人観光客用のデビットカードのようなものです。
日本円をチャージすると現地通貨ウォンに両替され、デビットカードのように使えます。
- 両替不要
- チャージした分だけ使用できるので使いすぎない
- サイン不要
韓国は日本よりも進んでいて現金を使う人が少ないです。
お水1本でもクレジットカード決済をするカード社会です。
買い物はできるだけクレジットカードでしたいタイプですが、海外でクレジットカード決済をした場合は、手数料が上乗せされたレートで計算されます(カード会社によってはレートが悪い)
さらに2ヵ月前にクレジットカードの不正利用をされ、クレジットカードを交換したばかりでした。
上記の理由から、少額のものをちょこちょこクレジットカードで支払うことに抵抗があったのと、WOWPASSは両替レートが優遇されるということ、キャンペーン期間中でもあったことから、WOWPASSを発行することにしました。
通常のWOWPASSは、空港や地下鉄の駅にあるWOWPASSの機械から発行することができます。
(入会費(発行手数料)5,000ウォン)
WOWPASS 空港セット
今回私が利用したのは「WOWPASS空港セット」です。
- WOWPASS
- T-Money(地下鉄やバスに乗れるSuica的なもの)
- eSIM
「WOWPASS空港セット」とは、上記がセットになったものです。
- T-Moneyにあらかじめ10,000ウォンチャージされている(すぐに地下鉄やバスに乗れる)
- 入会費(発行手数料)5,000ウォン→4,000ウォン
- eSIMカードが10%オフ
- 空港で受取、eSIMの設定もしてくれる
T-Moneyは持っているのですが、10年も使用していませんし、eSIMはどこかで申し込むつもりでいたので、空港セットならまとめて解決するので気楽です。
eSIMは、韓国のSKテレコム社のもので、3~30日間で料金が変わってきます。
事情がありkkdayのeSIMも利用しましたが、価格はほぼ同じでした。
「WOWPASS空港セット」は、アプリから申し込みをして、指定空港で受け取るだけです。
金浦空港を出てすぐの所に「SKテレコム」のカウンターがあり、そちらで受け取りました。
WOWPASSを予約している旨伝えて、パスポートを提示。
スタッフがサクサクとeSIMの設定をしてくれたので、すぐにeSIMは開通しました。
韓国滞在中、日本国内同様にネット回線を使用できるのはとても便利です。
「WOWPASS空港セット」のeSIMカードは、韓国の電話番号が付与されていますので、行列必須のお店の順番待ちに使えます。
(韓国のお店の順番待ちは、韓国の電話番号にメッセージが送られてくるシステムが多いです)
WOWPASSを受取、地下鉄の金浦空港駅に移動して、WOWPASSの機械から日本円1万円をチャージしました。
日本語を選択し、案内通りに操作すれば問題ありません。めっちゃ簡単です。
チャージした日本円1万円→その日のレートでウォンに換算されます。
残高はスマホのアプリから確認できます。
WOWPASSにはT-Moneyの機能も付いており、既に10,000ウォンがチャージされているので、そのまま地下鉄に乗ることができました(日本同様、ピッとタッチするだけで乗れます)
WOWPASSアプリ画面
残高の表示やレートが把握できます。
Tmoneyの残高は、カードを読み込む必要があります。
改札をタッチするときに残高表示がされますし、駅構内の機械でも残高確認をすることができます。
ちなみにソウル滞在中、WOWPASSが使用できなかったのは「屋台」のみ。
飲食店、化粧品店、コンビニなど問題なく使用できました。
小額のものは全てWOWPASSを使用しました。
WOWPASSの良いところは、サインを求められないので、カードを出すだけで決済が完了します。
小銭が増えることもありません。
買い物の際に、お財布を出して、カードを出して、サインをするなどの行程は面倒ですし、防犯上もあまりよろしくないですよね。
ホテル周辺では、スマホ+WOWPASSだけ持ち歩いて散策しました。
日本円で1万円チャージしてほぼ使い切りました。
残金はWOWPASSの機械から現金(韓国ウォン)を引き出すことが可能です。
T-Moneyの方は、もともと10,000ウォンチャージされておりましたが、途中で5,000ウォン追加チャージをしました。
交通費は15,000ウォン(≒1,500円)のみで済みました。
※特典:外貨チャージした際、0.5%のキャッシュバックがあります。
最初はアプリのインストール諸々面倒に感じていましたが、発行してしまえばWOWPASSだけで完結するのでとても便利でした。
結局現金を使用したのは、T-Moneyにチャージと屋台での支払いだけでした。
ある程度の金額の買い物や支払いはクレジットカードを利用していました。
空港での両替はレートが悪いことが多いので、今後はWOWPASSに現金をチャージして、必要な分だけWOWPASSから韓国ウォンを引き出すのがお得かと思います。また小銭が残らないのはストレスフリーです。
kkday eSIM
今回WOWPASSで3日間のeSIMカードを申し込みました。
が、諸事情がありまして、kkdayでも1日分だけeSIMカードを申込しました。
台湾旅行の際にもkkdayでeSIMを利用したので、不安はありませんでした。
事前設定が必要ですが、台湾で学んだことを活かし(笑)、日本国内でインストールや設定をしていたので、現地到着後すぐに開通しました。
kkdayで申し込んだeSIMカードは、WOWPASS同様のSKテレコム社の回線でした(どちらも同じ回線ということです)
韓国ではグーグルマップが使用できませんので、代わるアプリをインストールしておくことをおすすめします。
韓国旅行におすすめのアプリについては次の記事で詳しくご説明します。